診療内容当院で診療内容・診療体制
発達障害
発達障害は極めて簡潔に言うと、得意なことと不得意なことの差が極端に大きく、そのことにより生活上の困難が生じている状態です。
いくつかのタイプに分類されており、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害などが含まれます。
アスペルガー症候群の症状は
- 言語になってない情報(表情や口調など)から相手の感情を予想することが難しい
- 相手の感情に興味を持てない
などです。
ADHDは
- 集中が長続きしない
- 複数のことを同時にこなすことが出来ない
- じっとしていることが出来ない
などです。
学習障害は
全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみがとりわけ難しい状態をいいます。
どれかだけが出現することはまれで症状の強弱はありながらも合併することが多くあえて分類せずに、広汎性発達障害とか自閉症スペクトラム障害と言うことが多くなってきています。
発達障害を基盤に持っていることで、様々な場面でうまく適応出来ずにうつ病や不安障害などの疾患を併発することがしばしばあります。
発達障害の治療
得意なこと、不得意なことを心理検査などではっきりさせることで、苦手な場面を回避したり、苦手な事柄によっては訓練によってある程度改善するものもあります。
症状によっては薬物が有効なものもあります。
併発した精神疾患についてはそれぞれの治療を行います。